アフリカにおけるITの役割


 スマホなどのモバイルがこれまでと異なった役割をはたす場面はいろいろとあるが、興味深い記述を読んだ。アフリカは広い大陸であり、電化のインフラストラクチュアは整備されていない。そのため「アジアや中東では送配電網の整備が進み非電化地域が縮小している。半面、広範囲に分散して居住するアフリカでは送配電網の整備コストが割に合わず拡大傾向にある」という。


 しかしそのようなアフリカにも、モバイルの普及で、電化の可能性が生まれているという。「これまで太陽光パネルを貸与・販売しようとしても、資金回収などが難しかった」のであるが、「料金をモバイル決済による先払いにする」ことで、少量の電気を販売する道が開けたのだという(N:2018-9-23)。いろいろと考えさせられる問題を含んでいる。